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坪庭を作ろうと石を見に行ったら、種類が多すぎて何を選べばいいか分からなくなった、という方も多いですよね。
結論から言うと、坪庭の石は「主役・区切り・通路・敷き」のどの役割に使うかを先に決めると、選ぶ石が自然に絞れます。
この記事を読むと、景石・六方石・平らな石・砂利をどこにどう使えばいいかが分かります。
坪庭の石は「役割」から選ぶと迷いません
坪庭で使う石は、景色の主役になる景石、縦の線や区切りをつくる六方石、歩く場所になる平らな石、地面を覆う砂利の4つに分けて考えます。役割を決めてから形や色を選ぶと、小さな庭でもまとまりが出ます。
石選びで迷う理由の一つは、形や色から先に見てしまうことなんです。
『この石きれいだな』と思って買ってみたら、置く場所がなかった、ということも。
まずは、自分の坪庭のどこにどんな役割の石が必要かを書き出してみましょう。
| 役割 | 主に使う石 | 坪庭での使い方 | 選ぶ時に見るところ |
|---|---|---|---|
| 主役 | 景石(自然の形の石) | 窓から見える位置に1つ据える | 形の向き、どの面を見せるか |
| 区切り・縦の線 | 六方石(柱のような石) | 立てて植栽の背景や境目に | 高さ、何本並べるか |
| 通路 | 平らな石(飛び石・敷石) | 歩く場所や手入れの足場に | 表面の平らさ、すべりにくさ |
| 敷き | 砂利・玉砂利 | 地面を覆って明るさを出す | 色、粒の大きさ、歩いた時の音 |
この表のどの役割が自分の坪庭に要るかを考えるだけで、石選びはぐっと楽になります。
例えば、和室から眺めるだけの坪庭なら「主役と敷き」だけで十分なことも多いですよ。
一方で、玄関わきの坪庭のように人が通る場所なら「通路」の石が欠かせません。

坪庭そのものの成り立ちは坪庭とは?意味と由来の記事で紹介しています。
景石は「主役を1つ」決めると景色がまとまります
坪庭の景石は、主役の石を1つ決めて、それ以外は控えめにすると落ち着いた景色になります。石の「顔」になる面を窓や玄関の方に向けるのがコツです。
『大きい石をいくつも置いた方が本格的に見えるのでは?』と思いますよね。
実は、小さな坪庭では石を増やすほど窮屈に見えやすいんです。
政府広報オンラインの「京町家の坪庭」でも、京町家の坪庭には植栽のほかに様々な石や灯籠が置かれていると紹介されています。
限られた広さの中で、石が植物や灯籠と一緒に一つの景色をつくっているわけですね。
景石を据える時の考え方
景石には、見る人に向けたい「顔」の面があります。
石屋さんや造園の売り場で、こんな会話をしてみると選びやすくなりますよ。
「この石、どの面を正面にするのがきれいですか?」
「この角度が一番どっしり見えますね」
石の向きは、置いてから変えるのが大変です。顔の向きは、買う前に決めておきましょう。
- 坪庭のどこから一番よく眺めるかを決める
- その場所から見て、石を置く位置に印をつける
- 石の高さが窓や植栽の高さとぶつからないかを確かめる
- 運び込む通路の幅と、持ち上げられる重さかを考える
- 少し土に埋めて据えるつもりで、見える高さを想像する
石を地面に置くだけだと、浮いたように見えることがあります。
少し土に埋めて据えると、昔からそこにあったような落ち着いた見え方になりますよ。
場所ごとの石の組み合わせ例
同じ坪庭でも、どこにあるかで合う石の組み合わせは変わります。
| 坪庭の場所 | 主役 | 区切り | 通路 | 敷き |
|---|---|---|---|---|
| 和室の窓の前 | 景石を1つ | 奥に六方石を1本 | なしでもよい | 白っぽい砂利 |
| 玄関わき | 小さめの景石 | 植栽との境に寝かせた六方石 | 玄関までの平らな石 | 歩きやすい細かめの砂利 |
| 浴室や廊下の窓の外 | なしでもよい | 高さの違う六方石を2〜3本 | 手入れ用の足場石を1枚 | 明るい色の砂利 |
| 細長い通路の坪庭 | 奥に景石を1つ | 手前に短い六方石 | 飛び石を一列 | 玉砂利 |
『全部の役割をそろえないといけないの?』と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
眺めるだけの場所なら通路の石は省いてよく、通路が主役の場所なら景石を小さくしても大丈夫です。
坪庭の主な見せ場がどこかを考えて、要る役割だけを選んでみてください。
石と砂利で水の景色を表す庭にしたい方は、坪庭に枯山水を作る記事もあわせて見てみてください。
六方石を坪庭で使うなら「縦の線」と「区切り」に
六方石は柱のような形の石で、立てて使うと縦の線が生まれます。六方石を坪庭に使う時は、植栽の背景に1本立てる、高さを変えて2〜3本並べる、横に寝かせて境目にする、の3つの使い方が基本です。
六方石は、断面が六角形に近い柱のような形をした石です。
自然の石らしさを残しながら、直線的なすっきりした印象も出せるので、和風にも和モダンにも合わせやすいんです。
| 六方石の使い方 | 合う坪庭 | 気をつけたいところ |
|---|---|---|
| 1本だけ立てる | 植栽が少ない、すっきりした坪庭 | 傾かないよう根元をしっかり埋める |
| 高さを変えて2〜3本並べる | 奥行きを出したい細長い坪庭 | 高さの差をはっきりつける |
| 横に寝かせて境目にする | 砂利と植栽を分けたい坪庭 | 石どうしのすき間をそろえる |
| 足元に短いものを置く | 水鉢やつくばいのそば | 歩く場所にはみ出さない |
『六方石って、和風の庭にしか使えないのでは?』と感じる方もいるかもしれません。
ただ、黒っぽい砂利や白い壁と合わせると、和モダンの坪庭にもよくなじみますよ。
素材の組み合わせ方は、和モダンの坪庭の記事でくわしく紹介しています。
六方石を同じ高さで等間隔に並べてしまい、柵のように見えてしまうことがあります。高さを変える、間隔を少しずらす、本数を奇数にする、のどれかを取り入れると自然な景色になります。
六方石の坪庭に合わせる植物
六方石の縦の線は、まっすぐ立つ植物や、やわらかく広がる下草と合わせると引き立ちます。
例えば、六方石の足元にトクサを添えると直線がそろい、苔や低い下草を添えると石の硬さがやわらぎます。
竹やトクサの植え方と増えすぎ対策は、坪庭に竹やトクサを植える記事で紹介しています。
六方石を立てる時の流れ
- 立てる位置と、地面から出す高さを決める
- 石の長さの一部が埋まるくらいの穴を掘る
- 底を突き固めてから石を立て、まっすぐかを確かめる
- まわりに土を戻しながら、少しずつ突き固める
- 最後に水をかけて土を落ち着かせ、傾きを見直す
長く重い石は、持ち上げたり立てたりする時に手や足を挟みやすくなります。一人で無理をせず、二人以上で作業しましょう。
平らな石と砂利で、足元を整えます
坪庭の足元は、歩く所に平らな石、それ以外に砂利を敷くのが基本です。砂利を敷く前は、雑草が出にくいよう下処理をしておくと、後の手入れがぐっと楽になります。
足元が整うと、景石や植栽が一段と引き立ちます。
平らな石は「歩く場所」と「手入れの足場」に
飛び石や敷石のような平らな石は、人が通る場所に置きます。
人が通らない坪庭でも、奥の植栽を手入れする時の足場として1〜2枚置いておくと、砂利や苔を踏み荒らさずにすみますよ。
表面が平らで、雨の日にすべりにくい石を選んでおきましょう。
砂利は色と粒の大きさで印象が変わります
| 砂利の選び方 | 印象 | 合う坪庭 |
|---|---|---|
| 白っぽい砂利 | 明るく広く見える | 日当たりの少ない坪庭、枯山水風 |
| 黒っぽい砂利 | 落ち着いて引き締まる | 和モダンの坪庭 |
| 丸い玉砂利 | やわらかい | 植栽が多い和風の坪庭 |
| 角のある砕石 | 足元が締まる | 人が歩く通路の下地 |
白い砂利は光を跳ね返すので、建物に囲まれた暗めの坪庭でも明るく見せてくれます。
重い石を運び込むのが難しい場所では、軽い人工石を使う方法もあります。タカショーの和風ガーデングッズ・坪庭のカテゴリでは、人工石や庭園砂利が商品の種類として紹介されています。
砂利を敷く前の下処理
- 敷く場所の草を根から抜き、石やごみを取り除く
- 地面を平らにならし、雨水がたまりにくいよう少し傾きをつける
- 防草シートを敷き、端と継ぎ目を重ねて固定する
- 景石や六方石を先に据えてから、砂利を敷く
- 砂利を均一にならし、歩く場所に平らな石を置く

景石を先に据えるのがポイントです。砂利を敷いた後に石を動かすと、シートが破れたり砂利が混ざったりしやすいんです。
マンションの専用庭で砂利を敷く時は、敷いてよい物や範囲が決まっていることがあります。各マンションの管理規約や使用細則で確認しておきましょう。
坪庭の石選びでよくある相談
知恵袋では「小石を敷く前の下処理」「砂利の量の出し方」「人が歩く庭に何を敷くか」という相談が目立ちます。どれも、敷く前の準備と、敷く場所の広さの確認が出発点です。
Yahoo!知恵袋に寄せられた庭の石や砂利の相談から、坪庭に関係が深いものを3つ選んで答えますね。
4坪ほどの庭を石庭風にしたい。小石を敷く前の下処理は?
4坪ほどの小さな庭を自分で石庭風にしたくて、雑草対策の下処理を知りたいという相談です。
『小石を敷けば草は生えなくなるのでは?』と思いますよね。
ただ、土の上に直接敷くと、すき間から草が出てきやすいんです。
草を根から抜いて地面をならし、防草シートを敷いてから小石を敷くと、後の草取りがぐっと楽になりますよ。
庭に敷く砂利の量はどう出せばいい?
30坪ほどの庭に砂利を敷きたくて、どのくらいの量が要るかを知りたいという相談です。
砂利の量は「敷く面積」と「敷く厚さ」から出します。
面積は坪で考えている方も多いですが、堺市の統計書の換算表では1坪は3.3058平方メートルとされています。
坪数に3.3058をかけて平方メートルに直し、販売店や施工店に敷く厚さと一緒に伝えると、必要な量を出してもらいやすくなります。
人が歩く程度の庭に、砂利と石のどちらを敷く?
土のままの庭に、人が歩く程度の用途で砂利か石を敷きたいという相談です。
歩く場所が決まっているなら、その線に平らな石を並べて、まわりを砂利にする方法がおすすめです。
砂利だけだと歩くたびに足元が沈んだり、砂利が散らばったりしやすいので、歩く所だけ平らな石にすると歩きやすくなります。
大きな景石や長い六方石は、重さがあって運び込みや据え付けが大変です。重い石の据え付けや、つくばいなどの添景物と組み合わせる工事が大変な時は、業者に相談する方法もあります。
坪庭ドットコム
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下地づくりや石の据え付け、水や照明の工事、ウッドデッキとの組み合わせ。自分では難しい部分だけでも任せると、思い描いた景色に近づきます。まずは複数の業者のプランと見積もりを比べてみましょう。
無料外構・エクステリア比較プロの公式サイトを見る料金・対応エリア・見積もり条件は公式サイトで最新情報を確認してください。
つくばいや灯籠と石の組み合わせは、坪庭のつくばい・ししおどしの記事で紹介しています。
よくある質問
坪庭の石はどこで買えますか?
造園の資材を扱う店やホームセンター、石材店などで扱われています。景石のように形が一つずつ違う石は、実物を見て「顔」の向きを確かめてから選ぶのがおすすめです。
六方石は坪庭に何本くらい置けばいいですか?
決まりはありませんが、小さな坪庭なら1本から3本くらいで十分なことが多いです。高さを変えて奇数本にすると、柵のように見えず自然な景色になります。
砂利の下に防草シートは要りますか?
敷いておくと、砂利のすき間から出る草をぐっと減らせます。草を抜いて地面をならしてから敷き、継ぎ目を重ねて固定しておきましょう。
景石に苔をつけたいのですが、どうすればいいですか?
苔は湿り気のある場所を好むので、日当たりが強すぎない場所の石の根元から苔を添えていくと、なじみやすくなります。石の上に直接のせるより、根元の土の部分から少しずつ広げる方が育てやすいですよ。
坪庭の石の配置は、後から変えられますか?
砂利や小さな石は動かせますが、景石や六方石は重く、据え直すのは大変です。置く前に紙の上で配置を描いたり、ひもで位置に印をつけたりして決めておくと安心です。
まとめ
- 坪庭の石は主役・区切り・通路・敷きの4つの役割から選ぶ
- 景石は主役を1つ決め、顔の面を眺める方向に向ける
- 六方石は立てて縦の線に、寝かせて区切りに使い、高さや間隔をずらす
- 歩く所は平らな石、それ以外は砂利で、敷く前に下処理をする
- 重い石の据え付けは無理をせず、二人以上か業者に相談する
石や苔、植栽を組み合わせた景色づくりは、和風の坪庭づくりの記事もあわせて読んでみてください。





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