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坪庭に水の音があったら、家の中にいても気持ちが落ち着きそうですよね。
結論から言うと、坪庭のつくばいやししおどしは「音の大きさ」と「水の手入れ」を先に決めると、置いてから困ることがぐっと減ります。
この記事を読むと、つくばい・ししおどし・灯籠のどれが自分の坪庭に合うかと、置き方の手順が分かります。
つくばいとししおどしは、坪庭に「水と音」を添える道具です
つくばいは低く据えた水鉢を中心にした添景物で、静かに水をたたえる景色を楽しみます。ししおどしは竹筒に水がたまると傾いて石を打ち、音を楽しむ添景物です。どちらも「水を使うかどうか」で手入れの量が変わります。
『つくばいとししおどし、何が違うの?』という方も多いはずです。
ざっくり言うと、つくばいは「見る水」、ししおどしは「聞く音」の道具なんです。
| 添景物 | どんなものか | 楽しみ方 |
|---|---|---|
| つくばい | 低く据えた水鉢と、まわりの石の組み合わせ | 水面の映り込み、筧から落ちる水の音 |
| ししおどし | 竹筒に水がたまると傾き、石を打って戻る仕掛け | 一定の間隔で鳴る「コン」という音 |
| 筧(かけひ) | 竹などの管から水を落とす仕掛け | 細い水の流れと小さな水音 |
| 灯籠 | 石などで作られた明かりの道具 | 水を使わず、形と陰影で景色をつくる |
政府広報オンラインの「京町家の坪庭」では、京町家の坪庭に植栽のほか、様々な石や灯籠が置かれていると紹介されています。
小さな坪庭でも、こうした添景物が一つあるだけで景色の中心が生まれるんですね。
坪庭そのものの成り立ちは、坪庭とは?意味と由来の記事で紹介しています。
坪庭向けの小さな商品もあります
エクステリアメーカーのタカショーでは、和風ガーデングッズ・坪庭のカテゴリで、坪庭に使える添景物を紹介しています。
例えば、つくばい1号(ヒシャクセット付)、竹製ししおどし、合成竹ししおどし、スタンド式シシオドシ、合成竹カケヒ、スタンド式カケヒなどが並んでいます。
同じページの注記では、天然素材の製品は時間とともに色が変わるため、定期的なお手入れをするよう案内されています。
つくばい・ししおどし・灯籠を「音・水の手間・置ける広さ」で比べてみましょう
静かに眺めたいならつくばい、音を楽しみたいならししおどし、水の手入れを避けたいなら灯籠や水を張らない水鉢、という選び方があります。坪庭の広さと、音が届く範囲を一緒に考えるのがコツです。
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
見た目の好みだけで選ぶと、『思ったより音が響く』『水の掃除が続かない』ということも。
| 比べるところ | つくばい | ししおどし | 筧だけ | 灯籠 | 水を張らない水鉢 |
|---|---|---|---|---|---|
| 音 | 筧があれば小さな水音 | 一定の間隔ではっきり鳴る | 細い水音 | なし | なし |
| 水の手間 | 水の入れ替えと掃除 | 水の流れの調整と掃除 | 水の流れの調整 | なし | なし |
| 置ける広さ | 水鉢とまわりの石の分 | 竹筒が動く分の奥行き | 壁ぎわの細い場所でも | 足元が安定する場所 | 小さな場所でも |
| 電気 | 水を循環させるなら要る | 水を循環させるなら要る | 水を循環させるなら要る | 明かりをつけるなら要る | 要らない |
| 向いている坪庭 | 和室から眺める坪庭 | 音を楽しみたい広めの坪庭 | 狭い通路ぎわの坪庭 | 水を使いたくない坪庭 | 手入れを少なくしたい坪庭 |

坪庭の場所ごとの選び方
| 坪庭の場所 | 合いやすい添景物 | 理由 |
|---|---|---|
| 和室の窓の前 | つくばい、灯籠 | 座って眺める高さに景色の中心ができる |
| 玄関わき | 筧だけ、水を張らない水鉢 | 人が通るので、水はねや音を控えめにできる |
| 浴室や廊下の窓の外 | 灯籠、小さな水鉢 | 通りすがりに目に入る程度でちょうどよい |
| リビングから見える広めの坪庭 | ししおどし、つくばい | 音を楽しめる距離が取りやすい |
同じ添景物でも、置く場所で感じ方はかなり変わります。
まずは、坪庭をどこから一番よく見るかを思い浮かべてみてください。
水を使わない選び方もあります
『水の音にはあこがれるけど、毎日の手入れは自信がない』という方もいますよね。
そんな時は、水鉢を置いて水を張らずに白い砂利を入れたり、灯籠だけを置いたりする方法があります。
水がなくても、低い位置に丸い鉢や石があるだけで、つくばいらしい景色になりますよ。
灯籠を置く場合は、背の高さが窓の枠や植栽とぶつからないかを先に見ておきましょう。
小さな坪庭なら、背の低い灯籠を植栽の足元に添えるだけでも、ぐっと和の雰囲気が出ます。
明かりをともしたい時は電源が要るので、つくばいと同じく置き場所と一緒に考えておくと安心です。
石と砂利で水の景色を表す考え方は、坪庭の石の選び方の記事で紹介しています。
坪庭につくばいを置く時は「眺める場所」から決めます
坪庭のつくばいは、和室の窓や縁側など、いちばんよく眺める場所から見て少し横にずらして置くと、自然な景色になります。水を循環させる場合は、置き場所と一緒に電源の位置も考えておきましょう。
つくばいは、正面のど真ん中に置くより、少しずらした方が落ち着いて見えるんです。
和室からの眺め方は、和室から眺める坪庭の記事でくわしく紹介しています。
つくばいを置く流れ
- いちばんよく眺める場所から見て、つくばいを置く位置に印をつける
- 水鉢が水平になるよう、地面を掘って底を突き固める
- 水鉢を据え、まわりに景石を添えて安定させる
- 筧を使う場合は、水が落ちる位置を水鉢の中に合わせる
- まわりに砂利や苔を添えて、水がはねても汚れにくくする

水鉢のまわりに砂利を敷いておくと、水がはねても泥が飛びにくくなります。
つくばいのまわりの石の役目
つくばいは、水鉢だけでなく、まわりの石と組み合わせて一つの景色になります。
水鉢の手前には、手を洗う時に乗る平らな石を置くことが多いです。左右には、桶や明かりを置くための石を添える形が昔からよく見られます。
坪庭では全部をそろえなくても大丈夫です。手前の平らな石と、横に添える石を1つ置くだけでも、つくばいらしい形になりますよ。
水を循環させる時に考えておくこと
筧やししおどしで水を流し続けるには、水を循環させる仕組みと、そのための電源が要ります。
『延長コードでつなげばいいかな』と思うかもしれませんが、屋外で長く使うなら、屋外用のコンセントの位置を考えておきたいところです。
屋外の電気工事は、資格のある業者に相談しましょう。
水を張ったまま何日も放っておくと、水が濁ったり、落ち葉がたまったりしやすくなります。水を張るなら、水の入れ替えと掃除をどのくらいの間隔でできるかを、置く前に考えておきましょう。
坪庭のししおどしは「音が届く範囲」に気をつけます
坪庭のししおどしは、一定の間隔で「コン」と鳴る音が魅力です。その分、家の中や近所にどのくらい響くかを考え、置く位置や鳴る間隔を調整できるものを選ぶと安心です。
ししおどしの音は、昼間は心地よくても、夜は意外と響くことがあるんです。
家族とは、こんな話をしておくといいですよ。
「寝室の窓から近すぎないかな?」
「夜は水を止められるようにしておこうか」
- 寝室や隣の家の窓から、置く場所までの距離を確かめる
- 夜に水を止められる仕組みにしておく
- 竹筒が動く奥行きと、打つ石の位置を確保する
- 水の流れの強さで、鳴る間隔を調整できるかを確かめる
- 天然の竹なら、色の変化や交換も見込んでおく
ししおどしの素材の選び方
ししおどしには、天然の竹で作られたものと、合成竹で作られたものがあります。
| 素材・形 | よいところ | 気をつけたいところ |
|---|---|---|
| 天然の竹 | 自然な色と風合いが楽しめる | 時間とともに色が変わり、手入れや交換が要る |
| 合成竹 | 色の変化が気になりにくい | 天然の竹とは質感が少し違う |
| スタンド式 | 台に立てて使えて、置き場所を変えやすい | 置く場所が水平かを確かめる |
天然素材の製品は時間とともに色が変わる、とメーカーの注記にもあります。
『色が変わっていくのも味』と思えるなら天然の竹、見た目を長く保ちたいなら合成竹、と考えると選びやすいですよ。
マンションの専用庭やバルコニーにししおどしを置く場合は、音や水の扱い、物を固定してよいかが決められていることがあります。各マンションの管理規約や使用細則で確認しておきましょう。
水を使う添景物の手入れの目安
| 時期 | やること |
|---|---|
| 毎日から数日おき | 落ち葉やごみをすくい、水の量を見る |
| 毎週 | 水の流れや、ししおどしの動きを確かめる |
| 毎月 | 水を入れ替え、水鉢の内側を洗う |
| 季節の変わり目 | ポンプや管の詰まりを点検し、竹の色や傷みを見る |
| 冬 | 凍る地域では水を抜いておくかを考える |
この表はあくまで目安です。落ち葉の多い季節や、日当たりのよい場所では、もう少しこまめな手入れが要ることもあります。
『思ったより手がかかるな』と感じたら、水を止めて水を張らない水鉢として楽しむ時期をつくってもいいですね。
坪庭のつくばいでよくある相談
知恵袋では「茶室の前の中庭につくばいを置きたい」「自宅にミニ日本庭園を作りたいが何から始めればいいか」という相談が見られます。どちらも、眺める場所と動線を先に決めることが出発点です。
Yahoo!知恵袋に寄せられた庭の相談から、つくばいやししおどしに関係が深いものを2つ選んで答えますね。
部屋の前の小さな庭につくばいを置きたい
蔵の奥の部屋を茶室のように使い、その前の北側の小さな庭につくばいを置きたいという相談です。
つくばいは、部屋に入る前に手を清める場所として、出入りする位置の近くに置かれることが多い添景物です。
まず部屋への入り方と、手を洗う人がどこに立つかを決めると、つくばいの位置が決まりやすくなります。
北側で日が当たりにくい場所なら、苔や日陰に強い植物を添えると、しっとりした景色になりますよ。
自宅の庭にミニ日本庭園を作りたいが、何から始めればいい?
ガーデニングの経験があまりない中で、自宅の庭にミニ日本庭園を作りたいという相談です。
『ししおどしも灯籠も全部ほしい』と思いますよね。
ただ、最初は添景物を1つに絞り、石と植栽で背景を整えてから足していく方が、まとまりのある庭になります。
全体の作り方の流れは、坪庭の作り方の記事で順番に紹介しています。
水を循環させる工事や重い水鉢の据え付けが大変な時は、業者に相談する方法もあります。
坪庭ドットコム
坪庭づくり・外構工事は、まず無料の一括見積もりで比べてみませんか
下地づくりや石の据え付け、水や照明の工事、ウッドデッキとの組み合わせ。自分では難しい部分だけでも任せると、思い描いた景色に近づきます。まずは複数の業者のプランと見積もりを比べてみましょう。
無料外構・エクステリア比較プロの公式サイトを見る料金・対応エリア・見積もり条件は公式サイトで最新情報を確認してください。
よくある質問
坪庭のつくばいは水を張らないとおかしいですか?
水を張らなくてもおかしくはありません。水鉢に砂利を入れたり、まわりの石と苔で景色をつくったりする方法もあります。手入れの時間が取れるかどうかで決めてみてください。
坪庭のししおどしは、電気がなくても動きますか?
ししおどしは竹筒に水がたまると傾く仕掛けなので、水が流れ続けていれば動きます。水道から流し続けるか、ポンプで水を循環させるかのどちらかになり、循環させる場合は電源が要ります。
天然の竹のししおどしは、どのくらい持ちますか?
使う場所や手入れによって変わります。メーカーの注記でも、天然素材の製品は時間とともに色が変わるため、定期的なお手入れをするよう案内されています。色の変化を見ながら交換を考えましょう。
坪庭のつくばいの水に虫がわきませんか?
水をためたまま動かさないでおくと、虫がわきやすくなることがあります。水を循環させるか、こまめに入れ替えるようにしておくと安心です。
つくばいと灯籠は一緒に置いてもいいですか?
一緒に置いても大丈夫です。小さな坪庭では、どちらを主役にするかを決めて、もう一方は控えめな大きさにするとまとまりが出ます。
まとめ
- つくばいは見る水、ししおどしは聞く音の添景物
- 音・水の手間・置ける広さで比べると、自分の坪庭に合うものが選びやすい
- 水を使わない水鉢や灯籠を選ぶ方法もある
- つくばいは眺める場所から少し横にずらし、水を循環させるなら電源も考える
- ししおどしは寝室や近所に音が届く範囲を確かめ、夜は止められるようにする
石や植栽との組み合わせ方は、和風の坪庭づくりの記事もあわせて読んでみてください。





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