ウッドデッキと坪庭を組み合わせる|くつろげる小さな庭の作り方

ウッドデッキの横に坪庭を組み合わせた庭を描いた、ウッドデッキ坪庭の記事のアイキャッチ

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リビングの外にウッドデッキがあるけれど、ただの板の床になっていてもったいない。

これからデッキを作るなら、緑も一緒に楽しみたい。そんな方も多いですよね。

結論から言うと、ウッドデッキ坪庭は「デッキのどこに座って、坪庭をどう眺めるか」を先に決めるとうまくいきます。デッキと坪庭の位置関係は、大きく3つの型に分けられます。

この記事を読めば、自分の家に合う組み合わせ方と、作る前に確かめておきたいことが分かりますよ。

目次

ウッドデッキ坪庭は「座る場所」と「眺める景色」をセットで考えましょう

先に結論

ウッドデッキは座ってくつろぐ場所、坪庭は眺めて楽しむ景色です。2つを別々に考えるのではなく、デッキに座った時に坪庭がどう見えるかから決めると、小さな庭でも居心地がよくなります。

ウッドデッキと坪庭は、相性のいい組み合わせなんです。

デッキだけだと、板の床が広がるだけで景色がさみしくなりがちです。反対に坪庭だけだと、眺めるだけで庭に出る理由が少なくなります。

2つを組み合わせると、こんな使い方ができます。

役割ウッドデッキ坪庭
どう使うか座る・くつろぐ・洗濯物を干す眺める・季節を感じる
主な素材木材や樹脂の板石・砂利・苔・植物
手入れ板の掃除や塗装植物の手入れや落ち葉掃除
組み合わせた時の良さ景色を眺める特等席になる見てもらえる場所ができる

『デッキの横に何か植えればいいんでしょ?』と思うかもしれません。

ただ、座る向きや目線の高さを考えずに植えると、デッキに座った時に背中側に庭がある、ということも。先に「どこに座るか」を決めておきましょう。

坪庭そのものの意味や魅力は坪庭とは?意味と由来・魅力をやさしく解説で紹介しています。

最初に決めておきたいこと
  • デッキでいちばん長く過ごす場所はどこかを決める
  • 座った時に、どの方向を向くかを決める
  • 室内のどの窓から坪庭が見えるかを確かめる
  • デッキで洗濯物を干すか、くつろぐ専用にするかを家族で話し合う

デッキと坪庭の組み合わせ方は「隣に置く・囲む・見下ろす」の3型です

先に結論

デッキの横に坪庭を並べる「隣に置く型」、デッキの一部を切り抜いて坪庭を入れる「囲む型」、高いデッキから足元の坪庭を眺める「見下ろす型」の3つがあります。庭の形と、デッキの高さで向き不向きが決まります。

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。

ウッドデッキ坪庭は、デッキと坪庭の位置関係で、使い心地も見え方も大きく変わります。まずは3つの型を表で見比べてみてください。

型どんな形か向いている家の条件気をつけたいこと
隣に置く型デッキの横や先に坪庭を並べる庭に横の幅がある/デッキが低め坪庭の位置とデッキで座る向きを合わせる
囲む型デッキの一部を四角く空け、そこに植物や石を入れる庭が小さく、デッキで床面を広く取りたい開口部のまわりの排水と板の割り付け
見下ろす型高めのデッキから、下の坪庭を眺める敷地に高低差がある/リビングの床が高いデッキの下が暗くならないか
ウッドデッキと坪庭の組み合わせ方を隣に置く型・囲む型・見下ろす型の3つで示した図解

隣に置く型:いちばん取り入れやすい形

デッキの横や先に、坪庭を並べて作る形です。

すでにウッドデッキがある家でも、デッキの端に沿って砂利を敷き、景石と植物を置けば始められます。デッキに座った時に、正面か斜め前に坪庭が来るように配置するのがコツです。

例えば、デッキの先に竹垣を立てて、その手前に苔と景石を置くと、外からの目隠しと景色づくりが一度にできます。

囲む型:小さな庭でも緑を真ん中に

デッキの一部を四角く空けて、そこに植物や石を入れる形です。

デッキの中に坪庭が浮かんでいるように見えるので、庭が小さくても印象に残る景色になります。シンボルツリーをデッキの中から立ち上がるように植えるデザインもよく見かけますね。

ただ、開口部のまわりは板の切り方や下地の作り方が難しく、水の流れも考える必要があります。新しくデッキを作る時に、設計の段階から組み込むのが向いています。

ウッドデッキの一部を四角く空けて坪庭を入れた囲む型の例

見下ろす型:高低差を生かして景色にする

リビングの床が地面より高い家や、敷地に段差がある家では、高めのデッキから足元の坪庭を眺める形も選べます。

上から見下ろすと、砂利の模様や石の配置がよく見えるので、枯山水のような地面の景色を楽しむのに向いています。

一方で、デッキの真下は日が当たりにくくなります。植物を植えるなら、デッキから少し離れた明るい場所を選びましょう。

新しくデッキを作る時に選びやすい型
  • 囲む型(開口部を設計に組み込める)
  • 見下ろす型(デッキの高さを決められる)
  • 隣に置く型(坪庭の場所を先に決められる)
今あるデッキに足す時に選びやすい型
  • 隣に置く型(デッキに手を加えずに作れる)
  • 見下ろす型(デッキの先の地面を整えるだけで済む場合も)
  • 囲む型はデッキの作り直しが必要になりやすい

広さと素材を、デッキと坪庭で合わせましょう

先に結論

狭い庭ほど、デッキと坪庭の広さの配分を先に決めておくのが大事です。素材や色をデッキと坪庭でそろえると、小さな庭でもまとまって見えます。

『うちの庭は狭いから、デッキを作ったら坪庭の場所なんて残らない』という方もいるはずです。

実は、坪庭はとても小さな場所でも作れます。

1坪は約3.3平方メートルで、堺市の統計書の換算表では1坪は3.3058平方メートルとされています。畳2枚ほどの広さがあれば、景石と植物を組み合わせた坪庭は十分に楽しめますよ。

庭の広さ別の配分の目安

庭の広さの印象おすすめの組み合わせ配分の考え方
ごく小さい(畳数枚ほど)囲む型、または隣に小さく置く型デッキを主にして、坪庭は1か所に絞る
小さめ(車1台分ほど)隣に置く型デッキと坪庭を並べ、通り道を1本残す
余裕がある隣に置く型と見下ろす型の組み合わせデッキ・坪庭・芝生や畑など、場所ごとに役割を分ける

広さごとの庭の使い方は、10坪・50坪・100坪の庭の広さ別の記事でも紹介しています。

デザインの方向をそろえる

ウッドデッキの色と、坪庭の素材の雰囲気をそろえると、全体がまとまります。

雰囲気デッキの色の例坪庭の素材の例
和風こげ茶や落ち着いた木の色白い砂利、景石、苔、竹垣、もみじ
和モダン濃い灰色や黒に近い色黒い砂利、平らな石、細い竹や下草
洋風明るい木の色レンガ、草花、小さな花壇
モダン灰色や白に近い色四角い石板、直線的な植え込み

洋風の雰囲気にしたい時の素材選びは、洋風の坪庭アイデアの記事が参考になります。

木のデッキと樹脂のデッキ

ウッドデッキには、天然の木を使うものと、樹脂などを使ったものがあります。

天然の木は風合いがよく、坪庭の石や植物となじみやすいのが魅力です。樹脂のデッキは、塗り直しなどの手入れが少なく済むものが多いとされます。

どちらを選ぶかは、手入れにかけられる時間と、見た目の好みで決めましょう。製品ごとに手入れの方法は違うので、メーカーの説明を確かめておくと安心です。

よくある失敗

デッキの色と坪庭の素材の色がばらばらで、狭い庭がごちゃごちゃして見えることがあります。色は2〜3色までにしぼると、小さな庭でも落ち着いた景色になりますよ。

デッキまわりに合う植物の選び方

デッキのそばに植える植物は、見た目だけでなく、落ち葉や枝の伸び方も考えて選びましょう。

『好きな木を植えたら、毎日デッキの落ち葉掃除に追われた』ということも。デッキに近い場所ほど、手入れのしやすさが大事になります。

植える場所選びたい植物の性質例
デッキのすぐ横枝が横に広がりにくい細い竹、トクサ、下草
デッキから少し離れた正面季節の変化がよく見えるもみじなど主役になる木
デッキの足元背が低く、踏まれにくい場所で育つ苔、低い下草

竹やトクサは地下茎で広がる性質があるので、植える時は広がりすぎない工夫が必要です。

夜もくつろげる明かりを足す

デッキで夕涼みをしたり、夜に庭を眺めたりするなら、明かりも一緒に考えておきましょう。

主役の木の足元を下から照らすと、昼とは違う表情の坪庭になります。光がデッキに座る人の目に直接入らないよう、向きを工夫するのがコツですよ。

作る前に確かめておきたいこと

先に結論

ウッドデッキ坪庭を作る前は、水はけ・日当たり・家の中からの見え方・決まりごとの4つを確かめましょう。特に水はけは、あとから直すのが大変な部分です。

デッキと坪庭を組み合わせると、見えないところで気をつけたいことが増えます。

『とりあえず作ってから考えればいいかな』と思いがちですが、作ってからでは直しにくいことも多いんです。

作る前の確認リスト
  • 雨のあと、水たまりができる場所がないかを見ておく
  • 午前と午後で、デッキと坪庭に日が当たる時間を確かめる
  • リビングや和室から、坪庭がどう見えるかを室内から確認する
  • 植物を植える場所が、デッキの下の日陰にならないか確かめる
  • 落ち葉がデッキの板のすき間に入りにくい配置になっているか
  • 隣の家の窓や通りからの視線を確認する
ウッドデッキ坪庭を作る前に確かめておきたいことをまとめたチェック図解

水はけはいちばん大事なポイント

坪庭の砂利や土にしみた雨水が、デッキの下にたまると、湿気がこもりやすくなります。

デッキの下や坪庭の地面が、水の流れる方向に少し傾いているか、排水の行き先があるかを確かめておきましょう。下地や排水の工事は、自分で行うのが難しい部分です。

建物とつながるデッキの決まりごと

建築基準法施行令では、建築面積の計算方法が定められています。ウッドデッキが建築面積に含まれるかどうかは、形や作り方、自治体の取り扱いによって変わります。

例えば世田谷区では、スノコ状のバルコニーについて、一定の要件をすべて満たす場合に限り建築面積に算入しないという取り扱いを公開しています。ただ、これは建物に付くバルコニーの話で、地面に置くウッドデッキの扱いを示したものではありません。

補足

地面に置くウッドデッキの扱いは自治体ごとに違う可能性があります。大きなデッキや屋根付きのデッキを考えている時は、お住まいの自治体の建築指導課などに確認するか、施工を頼む業者に相談してみてください。

マンションの専用庭の場合

マンションの1階にある専用庭は、区分所有者が専用で使える場所ですが、共用部分の一部です。

国土交通省のマンション標準管理規約のコメントでは、工作物の設置の禁止や外観の変更の禁止は、使用細則で物件ごとに定めるものとされています。また、専用庭への増築工事は禁止行為の例として挙げられています。

専用庭にウッドデッキや坪庭を作りたい時は、各マンションの管理規約・使用細則を確認し、管理組合に相談してから進めましょう。

自分で作るか、業者に任せるか

先に結論

置くだけのデッキや、デッキの隣に砂利と石を並べる程度なら自分でも進められます。下地や排水、デッキの開口部、照明や水道の工事、広い面積の施工は、外構の業者に任せると安心です。

ウッドデッキ坪庭は、どこまで自分でやるかで、かかる手間も費用も大きく変わります。

『全部自分でやったら安くなるかな』と考える方も多いですよね。ただ、デッキの下地や水はけは、失敗すると作り直しになりやすい部分なんです。

自分でも進めやすいこと
  • 今あるデッキの横に砂利を敷く
  • 景石や鉢植えを並べる
  • 小さな置き型のデッキパネルを敷く
  • 植物の植え付けと日々の水やり
業者に任せると楽になること
  • デッキの基礎や下地をつくる
  • 雨水の排水を整える
  • デッキの一部を空けて坪庭を入れる
  • 照明の配線や水栓の設置

家族で話し合う時は、こんなやりとりになることが多いはずです。

「デッキは業者さんにお願いして、坪庭の植物は自分たちで選ぼうか」
「それなら、デッキの見積もりを取る時に坪庭の場所も伝えておこう」

全部を任せる必要はありません。

工事が必要な部分だけ業者に頼み、植物や石の配置は自分で楽しむ、という分け方もできます。費用の考え方は坪庭の費用の記事、依頼先の選び方は坪庭づくりを業者に頼む記事でまとめています。

外構の業者を比べて探したい時は

外構・エクステリアの業者を探す方法の一つに、一括見積もりのサービスがあります。

外構・エクステリア比較プロの公式サイトでは、全国から300件以上の専門業者が登録していると案内されています。最短60秒の入力で最大4社を紹介してもらえ、現地調査・工事プラン・見積りが無料とされています。

対応する工事の例にはウッドデッキやテラスが挙げられています。契約は強制ではなく、気に入るプランがなかった場合はお断りを代行してもらえる、とも書かれています。

外構・エクステリア比較プロの利用の流れ(公式サイトの案内)
  1. 工事の条件を入力して見積りを依頼する
  2. 近くの業者を最大4社紹介してもらう
  3. 見積りと工事プランを比べて選ぶ

デッキと坪庭を一緒に頼む時は、「デッキに座った時に坪庭がこう見えるようにしたい」と伝えると、プランを比べやすくなりますよ。条件は変わることがあるので、外構・エクステリア比較プロ(公式)で最新の案内を確かめてみてください。

坪庭ドットコム

坪庭づくり・外構工事は、まず無料の一括見積もりで比べてみませんか

下地づくりや石の据え付け、水や照明の工事、ウッドデッキとの組み合わせ。自分では難しい部分だけでも任せると、思い描いた景色に近づきます。まずは複数の業者のプランと見積もりを比べてみましょう。

無料外構・エクステリア比較プロの公式サイトを見る

料金・対応エリア・見積もり条件は公式サイトで最新情報を確認してください。

ウッドデッキ坪庭のよくある相談

先に結論

知恵袋では「小さい庭はデッキと土いじりのどちらにするか」「小さなデッキは作る意味があるか」「デッキとコンクリートで迷う」といった相談が見られます。どれも、庭で何をしたいかを先に決めると答えが出しやすくなります。

Yahoo!知恵袋に寄せられた相談から、ウッドデッキ坪庭に関係するものを3つ選んで答えますね。

小さい庭は、ウッドデッキと土いじりのどちらがいい?

土地が狭く、デッキを作ると土いじりの場所がなくなってしまう、という相談です。

『どちらかしか選べない』と感じますよね。ただ、隣に置く型や囲む型なら、デッキと土の場所を両方残せます。

例えば、デッキを少し小さくして、その横に植物を植える一角を残す方法があります。デッキの一部を空けて植え込みにすれば、デッキに座ったまま植物の手入れもできますよ。

小さなウッドデッキは、作っても意味がない?

新築の計画で、置ける広さが0.5〜0.75坪ほどのデッキは作るだけ無駄か、という相談です。

小さなデッキでも、使い方が決まっていれば十分に役立ちます。腰かけて坪庭を眺める、靴をはいたまま庭に出る一歩目にする、といった使い方なら、広さはそれほど必要ありません。

小さなデッキの先に景石と苔を置けば、ちょっとした縁側のような場所になります。何に使いたいかを家族で話してから、広さを決めてみてください。

ウッドデッキとコンクリート、どちらにするか迷う

今は砂利の庭で、ウッドデッキかコンクリートにしたい、という相談です。

座ってくつろぐ場所にしたい、坪庭の景色と合わせたいなら、木の風合いがあるデッキがなじみやすいです。自転車を置く、子どもが遊ぶなど、使い方によってはコンクリートが合う場面もあります。

どちらが良い悪いではなく、使い方と手入れの手間で選びましょう。迷う時は、業者に両方の見積もりとプランを出してもらって比べるのも一つの方法です。

使い方合いやすいもの
腰かけて坪庭を眺めたいウッドデッキ
洗濯物を干したいウッドデッキ/コンクリート
自転車や物置を置きたいコンクリート
植物や石と一体の景色にしたいウッドデッキ

よくある質問

坪庭ウッドデッキは、今あるデッキにあとから足せますか?

足せます。デッキの横や先に砂利を敷き、景石や植物を置く隣に置く型なら、デッキに手を加えずに作れます。デッキの一部を空ける囲む型は、作り直しが必要になることが多いです。

デッキの下に植物を植えても育ちますか?

デッキの下は日が当たりにくく、育てにくい場所です。植物はデッキから少し離れた明るい場所に植え、デッキの下は砂利で整えておくと手入れが楽になります。

ウッドデッキと坪庭を作る費用はどのくらいですか?

広さ、素材、デッキの高さ、排水や照明の工事の有無で大きく変わります。条件をそろえて複数の業者から見積もりを取り、内訳を見比べてみてください。

マンションの専用庭にウッドデッキを置いてもいいですか?

マンションによって決まりが違います。管理規約や使用細則で工作物の設置が制限されていることがあるので、管理組合に確認してから進めましょう。

ウッドデッキ坪庭におすすめの木はありますか?

和風ならもみじや竹、洋風なら草花や低木がよく使われます。デッキに座った時の目線と、落ち葉がデッキに落ちる量も考えて選ぶと、手入れが楽になりますよ。

まとめ

この記事の要点
  • ウッドデッキ坪庭は、デッキで座る場所と坪庭の見え方をセットで考える
  • 組み合わせ方は「隣に置く・囲む・見下ろす」の3型で、庭の形とデッキの高さで選ぶ
  • 狭い庭ほど広さの配分を先に決め、色や素材をそろえる
  • 作る前に水はけ・日当たり・室内からの見え方・決まりごとを確かめる
  • 下地・排水・開口部・電気や水道の工事は業者に任せると安心

小さな庭全体の見せ方は、小さな坪庭を素敵に見せる記事もあわせて読んでみてください。

坪庭ドットコム

坪庭ドットコム 編集部

坪庭の意味と由来、和風・和モダン・洋風などのスタイル、広さや場所に合わせた作り方、石や植物の選び方、手入れ、業者に頼む時の費用と流れを、公的機関や公式サイトの公開情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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