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『和風の坪庭は好きだけど、家の雰囲気に合うか心配』という方も多いですよね。
結論から言うと、和モダンの坪庭は「和の要素を1つ、モダンの要素を1つ」組み合わせると、落ち着きとすっきり感を両立できます。和とモダンを半分ずつ混ぜようとすると、かえってまとまらないんです。
この記事を読めば、和とモダンの組み合わせ方、合う素材と配置のコツ、作る流れが分かりますよ。
和モダンの坪庭は「和1つ×モダン1つ」で考えます
和モダンの坪庭は、竹や景石などの和の要素と、直線的な素材やシンプルな色づかいなどのモダンの要素を、1つずつ組み合わせて作ります。主役になる組み合わせを1組決めると、景色がすっきりまとまります。
和モダンとは、和の落ち着いた雰囲気に、今の住まいに合うすっきりしたデザインを足したスタイルのことです。
和風モダンの坪庭とも呼ばれますね。洋室のリビングや、白やグレーを基調にした家から眺めても、なじみやすいのが魅力です。
| 和の要素 | モダンの要素 |
|---|---|
| 竹、トクサ | 黒や灰色の砂利 |
| 景石 | タイル、平板 |
| 苔 | 直線の縁取り(見切り材) |
| もみじ | シンプルな壁、目隠しの板塀 |
| つくばい、筧 | 足元の照明 |
| 竹垣 | 色数をしぼった配色 |
例えばこんな景色を思い浮かべてみてください。
グレーの壁の前に、細いトクサがまっすぐ立ち並ぶ。足元には黒い砂利が敷かれ、夜は下から照明が当たる。和の植物なのに、どこか今の家らしい景色になりますよね。
和風の坪庭そのものの作り方は、和風の坪庭づくりのコツで紹介しています。坪庭の意味や役割から知りたい方は、坪庭とは?も読んでみてください。
和とモダンを組み合わせる配合表
和モダンの坪庭は、和の要素1つとモダンの要素1つの組み合わせを「主役の1組」として決めると作りやすくなります。下の配合表から、家の雰囲気と手入れの手間に合う組み合わせを選んでみてください。
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
和モダンの坪庭で失敗しやすいのは、和もモダンも欲張って、あれもこれも置いてしまうことなんです。まずは主役の1組を決めて、ほかは控えめにしましょう。

| 組み合わせ(和×モダン) | できる景色 | 向いている場所 | 手入れの手間 |
|---|---|---|---|
| 竹×黒い砂利 | まっすぐな緑と黒の対比で、きりっとした景色 | 浴室や廊下の外、細長い場所 | 中くらい。竹の広がりに注意 |
| 景石×タイル | 自然の石と直線の床で、静かな景色 | 玄関の正面、リビングの窓の外 | 少なめ |
| 苔×直線の縁取り | 緑の面がくっきり見える、整った景色 | 和室の前、日陰になりやすい場所 | 多め。苔の様子を見る |
| もみじ×シンプルな壁 | 壁に映る枝や葉の影まで楽しめる景色 | リビングの窓の外 | 中くらい。落ち葉の掃除 |
| トクサ×足元の照明 | 夜に縦の線が浮かび上がる景色 | 玄関わき、夜に眺める場所 | 少なめ。広がりに注意 |
| つくばい×色数をしぼった配色 | 水の音が引き立つ、落ち着いた景色 | 和室や浴室の近く | 中くらい。水回りの掃除 |
主役の1組が決まったら、ほかは引き立て役に
主役の1組を決めたら、ほかの要素は目立たせないのがコツです。
例えば「竹×黒い砂利」を主役にしたなら、石を置くとしても小ぶりのものを1つだけ。植物も竹のほかは低い下草程度にしておくと、竹のまっすぐな線が引き立ちます。
『せっかくだから、もみじも植えたい』と思うこともありますよね。
その気持ちも分かりますが、小さな坪庭に主役が2つあると、視線が散ってしまいます。どうしても入れたい時は、主役の組み合わせごと入れ替えて考えてみてください。
坪庭の広さで、選べる組み合わせも変わります
配合表の組み合わせは、坪庭の広さによって向き不向きがあります。
| 広さの目安 | 選びやすい組み合わせ | 考え方 |
|---|---|---|
| 畳1枚ほど | 景石×タイル、トクサ×足元の照明 | 要素が少なくても成り立つ組み合わせを選ぶ |
| 1坪前後 | 竹×黒い砂利、苔×直線の縁取り | 植物と余白の両方を取れる |
| 2〜3坪 | もみじ×シンプルな壁、つくばい×色数をしぼった配色 | 木の枝の広がりや水回りの場所を取れる |
『狭いから、和モダンは難しいかも』と思った方も大丈夫です。
狭い坪庭ほど、和モダンのすっきりした作り方が生きてきます。置くものが少なくても、素材と色がそろっていれば十分に絵になりますよ。
和モダンの坪庭に合う素材の選び方
和モダンの素材は、色を3色ほどにしぼり、形は直線的なものを選ぶとまとまります。植物は竹やトクサのように縦の線がきれいなものが合わせやすいです。
素材ごとに、選び方のポイントを見ていきましょう。
砂利は黒や灰色で引き締めます
和モダンの坪庭では、黒や灰色の砂利がよく使われます。白い砂利より落ち着いた印象になり、緑の植物も引き立ちますよ。
ただ、囲まれた坪庭は暗くなりがちです。日当たりが悪い場所では、明るめの灰色を選ぶか、照明で明るさを足すことも考えておきましょう。
タカショーのプロ向け公式サイトでは、和風ガーデングッズ・坪庭のカテゴリの中に、庭園砂利や人工石が分類されています。素材の種類を見比べる時の参考になります。
石はシンプルな形のものを1つ
和モダンの坪庭に景石を置くなら、角ばった形や平らな面のある石が合わせやすいです。
ごつごつした形の石も、1つだけなら景色のアクセントになります。景石や六方石、砂利の使い分けは、坪庭の石の選び方でくわしく紹介しています。
植物は「縦の線」がきれいなものを
和モダンの坪庭には、竹やトクサのように、まっすぐ伸びる植物がよく合います。
広島大学デジタル自然史博物館の解説では、トクサは常緑性で、地上部の高さは0.5〜0.8m程度とされています。枝分かれせず硬い茎がまっすぐ立つので、直線的な景色を作りやすい植物です。
一方で、トクサは地下茎が横に伸びていく性質もあると説明されています。竹も、林野庁の解説では地下茎が1年に5m伸びた記録があるそうです。
竹やトクサは、地下茎で横に広がっていく植物です。狭い坪庭に植える時は、鉢やプランターに植えたり、根の広がる範囲を区切ったりする方法を考えておきましょう。植え方と増えすぎ対策は、坪庭に竹やトクサを植える方法で紹介しています。
仕切りや目隠しは、板塀や竹垣で
坪庭の背景になる壁や仕切りも、和モダンの印象を大きく左右します。
シンプルな板塀や、グレーや黒の壁は、モダンの要素として景色を引き締めてくれます。和の雰囲気を足したい時は、背景に竹垣を使う方法もありますね。
タカショーのプロ向け公式サイトでは、ミニ坪庭用グッズとして、ミニ合成竹垣根やミニ合成竹金閣寺垣など、小さな空間向けの合成竹の垣根が紹介されています。小さな坪庭でも、背景に竹垣を立てるだけで和の空気が生まれますよ。
背景を竹垣にするなら、足元は黒い砂利と直線の縁取りでモダンにまとめると、和とモダンのバランスが取りやすくなります。
照明は「下から」が和モダンらしい
夜も坪庭を眺めたいなら、足元からの照明がおすすめです。
竹やトクサ、景石を下から照らすと、縦の線や石の形が浮かび上がって見えます。壁に映る影も、和モダンらしい景色の一部になりますよ。
屋外の照明は、使う器具によって電気の工事が必要になることがあります。コンセントにつなぐだけの器具か、配線工事がいるのかは、選ぶ前に確かめておきましょう。
和モダンの坪庭をすっきり見せる配置のコツ
和モダンの坪庭は、直線を意識する、余白を残す、色を3色ほどにしぼる、の3つを守るとすっきり見えます。置くものを減らすほど、和モダンらしさが出てきます。
配置のコツを、3つに分けて紹介しますね。
| コツ | やること | よくある失敗 |
|---|---|---|
| 直線を意識する | 砂利と植栽の境目を直線の縁取りで区切る | 境目があいまいで、だらっとした印象になる |
| 余白を残す | 砂利だけの何もない面をあえて残す | 空いた場所を植物や置物で埋めてしまう |
| 色を3色ほどにしぼる | 例えば緑・黒・グレーの3色でまとめる | 色の違う石や鉢が増えて、ちぐはぐに見える |
余白は「何もない」ではなく景色の一部
『空いているところがあると寂しい』と感じる方も多いはずです。
でも和モダンの坪庭では、砂利だけの面が、景色に落ち着きを与えてくれるんです。植物や石のまわりに余白があるからこそ、主役がくっきり見えます。
例えば、細長い坪庭なら、片側に竹を寄せて植え、もう片側は砂利だけにしてみてください。それだけで、ぐっと今の家らしい景色になりますよ。
余白の砂利は、ほうきの跡や乱れが目立ちやすい場所でもあります。時々ならしてあげると、きりっとした景色が長く保てます。
もし余白が寂しく感じたら、置物を足す前に、照明で砂利の面を照らしてみてください。夜は光の当たる面そのものが景色になります。
坪庭の形ごとの配置のヒント
坪庭の形によっても、すっきり見せる配置は変わります。
| 坪庭の形 | 配置のヒント |
|---|---|
| 細長い | 植物を片側に寄せ、反対側は砂利だけの余白にする |
| 正方形に近い | 主役を中央からずらして置き、残りを余白にする |
| L字・変わった形 | 角の部分に主役を置き、細い部分は砂利でつなぐ |
| 窓の幅いっぱいに広い | 窓枠の中に収まる範囲に主役をまとめる |
例えば正方形の坪庭で、真ん中に景石を置くと、どうしても置物のように見えがちです。少しだけ奥や端に寄せると、余白が生まれて落ち着いた景色になりますよ。
建物の色や素材と合わせます
和モダンの坪庭は、建物とのつながりが大事です。
外壁や窓枠、室内の床の色と、砂利や縁取りの色をそろえると、家と庭がひと続きに見えます。窓から眺めた時に、部屋の中の色と坪庭の色がなじむかも確かめておきましょう。
- 眺める窓から見て、主役の1組がどこに見えるかを確かめる
- 外壁や窓枠、室内の床の色を書き出しておく
- 砂利だけの余白をどこに残すか決める
- 夜に眺めるなら、照明を置く位置と電源を確認する
- 竹やトクサを植えるなら、根の広がりを区切る方法を決める
和モダンの坪庭を作る流れ
和モダンの坪庭づくりは、主役の1組を決める、色と素材をそろえる、縁取りと下地を作る、植物と石を置く、砂利と照明で仕上げる、の順に進めます。
実際に作る時の流れを見ていきましょう。
- 配合表を見ながら、主役の1組(和×モダン)を決める
- 建物の色に合わせて、砂利・縁取り・石の色を3色ほどにしぼる
- 雑草を取り除いて地面をならし、水はけを確かめる
- 縁取りで植栽と砂利の範囲を直線で区切り、防草シートを敷く
- 植物と石を置き、最後に砂利を敷いて照明を取り付ける

縁取りは「最初に」入れておきます
和モダンらしい直線の境目は、砂利を敷く前に縁取りを入れておくのがコツです。
あとから縁取りを入れようとすると、砂利と土が混ざってしまいますよね。先に区切っておけば、仕上がりがきれいになり、砂利が植栽側に流れ込むのも防げます。
作ったあとの手入れも考えておきましょう
和モダンの坪庭は、直線や余白がきれいに保たれているかで印象が変わります。
砂利が乱れたり、縁取りの外に植物がはみ出したりすると、せっかくのすっきり感が薄れてしまうことも。季節ごとに、少しだけ手を入れてあげましょう。
| 時期 | やっておきたいこと |
|---|---|
| 春から初夏 | 竹やトクサの新しい芽が、区切った範囲の外に出ていないか見る |
| 梅雨 | 水はけを確認し、砂利の間の雑草を早めに抜く |
| 夏 | 照明の周りに伸びた植物を整え、光をさえぎらないようにする |
| 秋から冬 | 落ち葉を取り、砂利の乱れをならして余白を整える |
自分でできる部分と、頼みたい部分
砂利を敷く、プランターで竹やトクサを置く、置くだけの照明を並べるといった作業なら、自分で進めることもできます。
一方で、配線が必要な照明の工事や、水はけを良くするための下地づくり、重い石の据え付けなどは、慣れていないと難しい作業です。和モダンの坪庭は仕上がりの直線がきれいかどうかで印象が変わるので、こうした工事は外構や庭づくりの業者に相談すると安心ですよ。
相談する時は、こんなふうに伝えると話が早いです。
「リビングの窓の外に、竹と黒い砂利で和モダンの坪庭を作りたいです。夜も眺めたいので、足元の照明もお願いできますか?」
坪庭ドットコム
坪庭づくり・外構工事は、まず無料の一括見積もりで比べてみませんか
下地づくりや石の据え付け、水や照明の工事、ウッドデッキとの組み合わせ。自分では難しい部分だけでも任せると、思い描いた景色に近づきます。まずは複数の業者のプランと見積もりを比べてみましょう。
無料外構・エクステリア比較プロの公式サイトを見る料金・対応エリア・見積もり条件は公式サイトで最新情報を確認してください。
和モダンの坪庭についてよくある相談
Yahoo!知恵袋には、新しい和風の家に取り入れたい要素や、新築時にもらえる木の選び方、外構工事の依頼先についての相談が寄せられています。
和モダンの坪庭についてよく見かける相談から、3つ選んで答えますね。
新しい和風の家に、どんな要素を取り入れたらいい?
新和風の家を建てるにあたって、どんな要素を取り入れたいか考えている、という相談です。
家の中に和の雰囲気を取り入れたい時、坪庭はとても相性のいい要素です。和室がなくても、リビングや玄関から眺められる位置に小さな和モダンの坪庭があると、家全体に和の空気が生まれますよ。
まずは、どの窓から眺めるかを決めて、間取りの打ち合わせで坪庭の位置を相談してみてください。
| 家の中の場所 | 合わせやすい和モダンの坪庭 |
|---|---|
| 玄関 | 景石×タイルで、戸を開けた正面に静かな景色を |
| リビング | もみじ×シンプルな壁で、季節の変化を楽しむ |
| 浴室 | 竹×黒い砂利で、目隠しを兼ねた縦の景色を |
| 階段や廊下 | トクサ×足元の照明で、通るたびに目に入る景色を |
新築の打ち合わせの段階なら、坪庭の前の窓を床まで下げる、照明の電源を外に用意しておく、といった準備もしやすいですよ。
新築でもらえる木を3本、何にすればいい?
新築の引き渡し前に、住宅会社が木を3本植えてくれることになり、木の種類を自由に選べるので迷っている、という相談です。
和モダンの坪庭に使うなら、主役の1本と、引き立て役の2本という考え方がおすすめです。3本とも違う雰囲気の木にすると、景色がばらばらになりやすいんです。
例えば、主役に姿のきれいな木を1本選び、残りの2本は背の低い常緑の木にして目隠しや背景に回す、という分け方があります。3本を坪庭とほかの場所に分けて植えるのも一つの方法ですね。
- 育った時の高さと広がりが、植える場所に合うか
- 常緑か落葉か、落ち葉の掃除ができるか
- 地下茎で広がる植物なら、根の範囲を区切れるか
- 眺める窓から見て、主役の木がどこに見えるか
外構工事はどこに頼めばいい?
新築の家の外構工事を頼むなら、どこがいいのか、費用はどのくらいか、という相談もありました。
依頼先は、外構工事の会社、造園業者、住宅会社の紹介など、いくつかの選び方があります。費用は広さや素材、工事の内容で大きく変わるので、同じ条件で複数の会社に見積もりを取って比べるのが確かです。
見積もりを比べる時は、金額だけでなく、何が含まれているかを並べてみてください。
- 砂利や石、植物などの素材がどこまで含まれているか
- 下地づくりや水はけの工事が入っているか
- 照明の配線工事が含まれているか
- 竹やトクサの根の広がりを区切る作業が入っているか
依頼先の選び方や依頼の流れは、坪庭づくりを業者に頼む方法で紹介しています。
よくある質問
和モダンの坪庭と、モダンな坪庭は何が違いますか?
和モダンは、竹や景石、苔などの和の要素を1つ残して、すっきりしたデザインと組み合わせます。モダンな坪庭は、和の要素を使わずに直線や素材感で見せることが多いです。
坪庭の和モダンらしさを出すには、何から始めればいいですか?
まず主役の1組を決めるのがおすすめです。例えば竹と黒い砂利のように、和とモダンを1つずつ選ぶと、景色の方向が決まります。
日当たりが悪い場所でも和モダンの坪庭は作れますか?
作れます。明るめの灰色の砂利を選んだり、照明で明るさを足したりすると、暗くなりがちな坪庭でもすっきり見せられます。
マンションの専用庭でも和モダンの坪庭は作れますか?
置くだけの素材や鉢植えで、和モダンの雰囲気を作ることはできます。ただ、置けるものや工事のルールはマンションごとに違うので、管理規約や使用細則を確認してから計画しましょう。
和モダンの坪庭は、どのくらい手入れが必要ですか?
選ぶ組み合わせで変わります。景石×タイルのように植物が少ない組み合わせは手入れが少なく、苔やもみじを主役にすると水やりや落ち葉の掃除が増えます。続けられる手間から逆算して選ぶのがおすすめです。
直線や素材でより今風に見せたい方は、モダンな坪庭の作り方も参考にしてみてください。
まとめ
- 和モダンの坪庭は「和の要素1つ×モダンの要素1つ」で考えると作りやすい
- 主役の1組を決めたら、ほかの要素は引き立て役にする
- 素材は色を3色ほどにしぼり、植物は竹やトクサなど縦の線がきれいなものが合う
- 直線・余白・色数の3つを意識すると、すっきり見える
- 竹やトクサは地下茎で広がるので、根の範囲を区切る方法も考えておく





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